0と1の反復横跳び

デジタルな仕事とアナログな趣味の記録

REALFORCE ✕ 初音ミク GX1 Keyboard 買ってみた

注文していた「REALFORCE初音ミク GX1 Keyboard」が届いたので、記録を残しておく。                                     

配列はもちろんUSを選択した。

購入動機は、初音ミクファンなのでお布施目的ということと、鮮やかな色味に惹かれたといったところ。

僕は普段、HHKBを主に使用しているので、静電容量無接点方式の尖ったヤツとの比較もしてみたい。

ハードウェアについて

箱と本体

箱には秋赤音(あきあかね)氏のイラストが描かれている。本体を最初に見たときの感想は、非常によくまとまっている、といったところ。 ちょっと派手なキーボードといった程度で、コラボモデルです!といったいやらしさがない。

本体と付属品

付属品として専用クロスが入っていた。

筐体は金属(スチール?)で梨地塗装といった具合か。耐久性は高そう。

筐体裏面
筐体裏面で目についたのは、かなり大きな面積のゴム脚。筐体の重量と相まって入力時のズレ防止が期待できそう。 (と思ったけれど、僕の使用環境でちょっと力を入れてみたところ、意外と滑ったので、使い込んでいけば変わるのだろうか。HHKBは軽いわりに全くズレないのでちょっと残念。

初音ミクポイントその1
初音ミクポイントその2

初音ミクコラボモデルのオリジナリティは

  • 筐体色
  • "01"の印字
  • 初音ミクのロゴ
  • キーキャップの色(特に赤色になっているEnterとEscキー)

であろうか。 残念ながらUS配列は予約期間中にデザインのミスが見つかり、一部キー色が変更になってしまったのが残念である。が、実物をみたらそこまで気にならない程度のものであったため、気にしないこととする。

残念なポイント

キーキャップのバリ
見ていて気になったのはキーキャップのバリ具合。普段目についたり指が触れる個所ではないが、4万強のキーボードなだけに残念。 (だけどバリの位置が全部同じように見えるので、製造上避けられないことなのかも。HHKBの時も似たようなバリがあったり、キー間のクリアランスに差があったけれど。。。)

HHKBとの比較

普段使用しているHHKB Professional Hybridと比較写真を撮ってみた。 タイピングしてみた感想も交えて比較。

正面

REALFORCE GX1(以下GX1)は80 %キーボードなので、十字キーの分だけHHKBより幅があるため、大柄な印象を受ける。 逆にHHKBは特徴的な配列だけれども、キーの幅なんかはフルサイズキーボードとほとんど変わらないことにびっくり。

どういうことかというと、普段HHKBで入力をしているとなんとなくキーピッチが狭いように感じる。実際独特な配列も相まって右上のほうでよくTypoするのだけど、 その原因はあくまでも"配列"からくるもので、ハードウェアに差異があるわけではないと推測できるため。 (もっと精進しなければならない。)

GX1に指を置いたとき、やけに平たい印象を受けたので、横から撮影をしてみた。

やはりHHKBはきついアールがついている(スカルプチャーというのか?)。対してGX1はSpace側、人間に近い方のキーはスカルプチャーがついており、遠くなるにつれフラットな形状になっているといえる。

打鍵感

HHKBの仕様 * 非静音(通常仕様) * 45mmストローク

REALFORCE GX1の仕様 * 静音(Silentの記載あり) * 45mmストローク

2者の仕様は上の通り。

確認を怠った僕に非があるのだが、なんとGX1は静音キーを採用していた。 打った瞬間の違和感はこんな単純なからくりであった。

個人的に静音は好きではない。なぜなら打ちごたえがイマイチだからだ。 HHKBを買う際に試し打ちをしに行ったのだが、Type-Sは打ちごたえがあまりなく、残念だったので通常モデルを選択した背景がある。

そのため、通常キーも選べるようになるとうれしい。

あと、GX1のほうが筐体が硬い(金属フレームなので)ため、底付きした際に指へのダメージが大きいと感じた。 これはFILCOのMajestouch 2(赤軸)を使用するときにも感じるので、仕方がないと思う。

ソフトウェアについて

REALFORCEにはたくさんの独自機能が備わっており、それを緻密に設定するためのアプリケーションとして"REALFORCE CONNECT"なるものが存在する。

このアプリではAPC(キー入力判定の位置を調整する機能)や、キーマッピングの設定、LEDライティングの設定が行える。

APC設定
APCの設定は全キー共通にすることも、キー毎に調整することもできる。 更にキー単体で設定する際、Dynamic Modeを使用すると押し込み具合が右側に表示されるようになっており、視覚的に面白い。

今回はとりあえず全キー0.8mmで使用することとした。

キーマップ
キーマップも非常に多岐にわたっている。下に入れ替えられるキーの機能が並んでおり、好きな機能をドラッグアンドドロップで上のキーボード図上の入れ替えたいキーまで引っ張ってやると入れ替えが可能。

とりあえずHHKBっぽいアサインを設定して使用中。

まとめ

まず、初音ミクコラボモデルとしての感想は、派手すぎず、だけれども一目で初音ミクモデルとわかる外観が大変気に入った。

会社には持っていけないが、自宅でコンピュータを使用する際、間違いなく気分が上がるアイテムだと思った。

REALFORCEという機種そのものの感想は特にない。 メーカーに怒られそうだが、(僕は)HHKBの方が好きだと再認識した。

まあキーボードは何枚あっても困らないアイテムなので、気分で使い分けようと思う。

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追記(03/19)

実は、キーボードが故障した。

スペースキーの両端を打つと、キーキャップがスタビライザー軸から外れるというものである。

中央近辺を打てば問題ないともいえるのだが、わざわざUS配列を選んでいる手前、ストレスなく使いたいので一度メーカーで対応してもらうこととした。

サポートは迅速、丁寧で、快く対応していただき、感謝である。

肝心の代替品は交換前のものよりはマシだが、キーキャップが外れる症状は若干残っているため、製品仕様上、こういうものなのだろう。

ちなみに故障前に仕事で使ってみたところ、案外静音軸の具合が気に入ったことは内緒である。