0と1の反復横跳び

デジタルな仕事とアナログな趣味の記録

玉の握り合い

先日山下達郎のライブを見に行った.

10年ぶり,2回目の生タツだった.

ツアーの初日ということもあり,うまく波に乗れてない印象も受けたけれど 控えめに言ってサイコーだった.正真正銘の音職人だと思った. スタジオ録音を上回るライブはそうそうないと思う.

本題に入ろう.

ライブが終わって約24時間後,たまたまTwitterを眺めていると衝撃的なツイートが流れてきた.

山下達郎の所属事務所の音楽プロデューサーが契約解除され,達郎自身もそれを容認したという内容のツイートだ.

ツイートしたのは松尾潔氏.僕はあまり知らなかったけど,有名ミュージシャンのプロデュースを担ったらしい. 思い返すとここ数年はメディアでシティポップを広めていたような気がする.そして山下達郎を取り上げてもいた気がする.

このブログを書いている時点では事務所から公式な声明は出ていないし,達郎本人サイドからコメントも出ていないので,掘り下げてヤジるつもりはない.

その上で僕の意見をはっきりさせるなら,これからもタツローマニアでい続けるし,彼の作品を買って聴き続ける.ライブにも行く,だ.

僕は芸能界に疎い.だけどいろんな又聞きの情報を眺めていると,芸能界はヤクザそのものだと痛感する. やれどこの事務所に所属するだの,どの派閥が強いだの,まんまヤクザじゃあないか.

山下達郎は自身の音楽活動を進めていく中で,たまたまジャニーズの筋に義理ができた.そして飯を食わせてもらった. 僕はその裏で何が起こったのかは知らないし,正直知りたくはない.

無論ジャニー喜多川氏が性被害の加害者で,それを事務所もとい日本社会がある意味隠蔽してきた事実は変わらないし,何らかの罰則を受けても仕方がないと思う.

ましてや今は昭和ではなく,コンプライアンスに厳しい令和なので,そこはキチンとするべきだろう.

しかし今回のツイートで今までの義理をチャラにした松尾氏や,それを受けて山下達郎を散々罵っている有象無象を見ていると,日本は生きにくい国になったなと思う.

大らかさの欠片もなくなってしまった.

最後に. 僕はファンとしてあえて何も求めない.何もできないし,ただ見守るしかない. でも彼の作品は聴き続ける.それがファンとしてあるべき姿だと思うから.

P.S. JOY2はいつ出ますか.あと1の再販をレコードで出してほしいです.お願いします.