先日,会社で不具合対応のため土曜出勤をする人がいるという話を小耳に挟んだ.
なかなかエグいな,体ぶっ壊れるんじゃねーかと思った.
しかし,よく話を聞いてみると平日はあまり残業をしたくないため土曜で集中的に処理したいという話だった.
不具合対応と自身の健康,両方に気を使ったよい判断で,大変勉強になった.
一方,定例会議の連絡事項で今年のGWに休日出勤した話も聞いた. これまた不具合対応で,喫緊の課題なので”GW全部潰す”で対応したとのことだった.
無事に事案は解決されたようだが,案の定第三者から健康に配慮すべきではないのか?といった声があがっていた.
もし僕がこの案件の担当者だったら,デスマーチ対応で休暇は飛ばされ,心身は疲弊し,死にたくなっていることだろう.
さて,これらの事象は全て僕という第三者視点で観測されたもので,僕が抱いた感想ということを頭の片隅に置いておいてほしい.
本題だが,山下達郎氏が松尾潔氏のツイート,週刊誌報道およびジャニー喜多川氏の性加害問題関連の事象について,ラジオを通じコメント発信をした件について書きたい.
前提として僕は山下氏のファンで,FC会員だしレコードを大量に保持している,所謂信者に該当する立場の人間であることを記す.
まず松尾氏の案件については,まあそれくらいの説明があれば十分だと思うし,妥当な回答だったと思う.後は弁護士等を通じて本人同士でどうするかではないだろうか.
次にジャニーズ関連の件については,まあそうなるだろうといった具合である.
山下氏がジャニーズもといジャニー喜多川氏に対して恩義を感じているのは確かだろうし,本人としてもそれを反故にする気はないのだろう. そういった意味で性加害は容認しないが,ジャニーズの活動もとい恩義は忘れないというのは本人の率直な意見だったのではないだろうか. 性加害問題についてはもう少し言及しておいたほうがいいような気もするが,それは本人の自由だ.
逆に私は潔いとさえ感じた.今の時代は金と権力が全てで,仁義もとい義理は古臭い慣習のような扱いを受けていると感じる.
これを守り抜いているという意味で職人としては十分ではないだろうか.
やれ老害だ,長いものに巻かれたと野次るのは阿呆でもできる.
良いこと悪いことの線引きを明確にした上で,筋を通すべきことはきっちりとする.
Aという事象があって,100人の傍観者がいたとする.全員が同じ視点で観察するわけでもなければ,同じ印象を抱くわけでもない.
以上を持って本事案は終了.とはならないだろうが,どう着地するか見届ける.それだけだ.