0と1の反復横跳び

デジタルな仕事とアナログな趣味の記録

Fender Japan ストラトキャスターのピックアップセレクタを交換する

今回は愛用しているFender Japan(通称フェンジャパ)のストラトキャスターの純正ピックアップセレクタを交換したので,記事にしたいと思う. 父親に譲ってもらったもので,1997~2000年製造だったはず.

演奏をしているとたまに音が出なくなることがあり接点復活剤を使用して誤魔化していたが,いよいよ限界だと思われたので交換することとした.

使用したセレクタは下記のMONTREUX OAK 5way switchである.Fender USAでよく採用されているものらしい. https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/226099/

またスイッチの挙動はこちらのサイトを, yubi1guitar.com

配線はこちらのサイトの3シングルの図を参考にした. butamaru.web.fc2.com

ポイントは,スイッチを切り替えることによってピックアップとそれに対応したトーンボリュームが変化するということである. 標準的なストラトだと各ピックアップから3本,マスタボリュームから1本,フロントとセンタのボリュームから2本の線が出ている. この線のうち,マスタボリュームは常に通電するようになっている.セレクタではその他のピックアップとトーンを決定するということに留意する.

早速作業に入る.が,作業中の写真を忘れたので備忘録的に作業前後の配線を示しておく. まずはピックガードを外す.この時,ピックガードを裏返すが,ジャックのケーブルを切らないように注意する.

作業前の配線

次にハンダゴテを使ってスイッチから各線を外す.この時被覆を溶かしたり無理に引っ張ると線が再利用できなくなるので注意. 線を外したらネジを緩めてスイッチを外す.この時セレクタの先にカバーがついていると思うが,これは先に外しておくこと.

ちなみに筆者のギターには下記のセレクタが付いていた.この密閉型のタイプは整備性が悪いのであまり良くないらしい. https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/223771/

また筆者の環境ではセレクタ先のカバー流用はできなかった.そのためクリーム色のピックガードに白のカバーというマッチングになってしまった. (探せばクリーム色のカバーが付いたセレクタも買えると思うので,探してみて欲しい)

次に新しいセレクタをつける.一応仮止めしてネジが締まるか,スイッチが動くかをみておこう.(さらに付け足すなら,ピックガードを元に戻した時にボディとセレクタの枠が微妙に接触することがあるので,ちゃんと蓋ができるかみておいた方がいい.場合によってはボディを削る必要がある)

セレクタが付いたらメインボリューム用の新しいジャンパと,元の配線をハンダして終了.蓋をする前にアンプに繋いで正常に動作するかみると良い.

作業後のセレクタ周りの配線1(ピックアップ側)
作業後のセレクタ周りの配線2(ボリューム側)

交換後のOAKスイッチはメインボリュームのジャンパを長くする必要があるので,事前に準備しておこう.またせっかくなのでボリューム類も交換すると良いかもしれない.

総括として,交換後のセレクタの方は動作が軽い印象を受けた.また20数年前のギターなので電子部品の劣化が気になった.

後は当分使ってみて安定動作することを願う.