先日,ショッキングな話題が耳に入ってきた.
人員整理である.
他所様の会社であってもやはり切なくなる.
サラリーマンにとって会社とは保護者のようなものである,と僕は考えている.
資本主義なので,仕事をした対価として金が手に入るわけだが,それ以上に「貴方は社会に認められている存在なのですよ.必要とされているのですよ」と優しく包んでくれる存在,それが会社である.
だからバブル期やリーマンの時に大小問わずさまざまな会社が倒産したり,人員整理をやったことは社会にとって「不必要」な人を突き離す行為だったと言えるかもしれない.
確かに会社は保護者そのものではない.ましてや育て親ではない.
なのでゆりかごから墓場まで,一生面倒を見る必要はないし,その義務はないと思う.
なにも人員整理をやるなとは言わない.
会社が営利団体である以上,利益を捻出するためのリストラは仕方がないと思う.
だけど通年で黒字だったのに,業界の景気はよくないから俺らも追従して首切りするわ,というのではまるで納得がいかないだろう.
そんなところで談合するな.
少しでも良い労働条件であることをアピールして優秀な人材を集めるチャンスではないか.
自らチャンスを捨てるような真似をして何になる.
しかし,我々所詮リーマンは雇われである.
保護者にギュッとハグされる赤ちゃんなのだ.
反抗するガキはぶたれ,飯抜きになるのと同じで,嫌なら辞めろと言われるだけだ.
なんてくそったれな話だ.