7月.夏休みだ. まあ社会人には夏休みなんてないのですが.
なんなら新規案件の進捗が停滞しているせいで貴重な盆休みが消し飛びそうな勢いだ.
夏休みといえば,読書感想文という忌々しい行事を思い出す.
本好きの僕だからこそ心底嫌いだった.
大人になった今こそ楽しめそうな気がするけど,PTAだか教育委員会の推薦カタログでゴリ押しされたら読む気がなくなると思いませんか? たとえ良い作品がリストアップされていたとしても,大人に強要されて読む本ほど辛いものはない.
さて,愚痴はこのくらいにして本題の7月に買った本を紹介しよう.
全部で13冊ある.
本当なら神保町にでも繰り出してカバンがパンパンになるまで買い込みたいところだが,連日猛暑が続いており,外に出る気もしないのでインターネットで購入した.
写真に示した積読の下から紹介していこうと思う.
さてオウム真理教による地下鉄サリン事件が村上の作風に大きな影響を与えたのは有名な話しだ.
度々宗教をテーマにした作品を描くことも増えてきたと思う.
その中でもオウム真理教そのものにフォーカスを当てたのがこのアンダーグラウンドだ. この約束された場所でというのは通称”アンダーグラウンド2”と呼ばれていて,オウム真理教信者へのインタビューを行う作品になっている.
購入理由は実家から借りパクしわすれたから.また以前に読了したので詳細は省く.
こちらも購入理由等は上記の通りである.
日本の現代史に興味関心がある方はぜひ手に取って欲しい.また村上春樹アンチにこそおすすめしたい一作.
- 神の子供達はみな踊る:村上春樹 これはファンの間では割と有名な短編集だと思う. 僕は手に取ったことがなかったので,購入した次第だ.
たしか『かえるくん,東京を救う』という作品を読みたくて購入した気がする.
義務教育の国語の教科書でも度々登場する氏の作品だが,よく振り返ってみるとあまり集中して読んだことがないので購入.
あと知り合いにおすすめされたので,読んでみたくなった次第だ.
個人的に旅を背景にした作品が好きで,手に取ってみたくなった.
普段の生活圏を離れ,様々な人や文化といった風土に触れること,そしてその行為を通じた心情の変化を味わうのが好きなのだ.
自分で旅をして触れることもあるけれど,やはり社会人は忙しいので,本を通じた間接的な体験を楽しみたいと思う.
有名な『花火』を読もうかと思ったけれど,何となく人間を主体に置いた作品を読みたくなったのでこちらをチョイス.
後はなんとなく青春群青物に触れたい気分だったので.
うずまき猫のみつけかた:村上春樹 村上春樹だけで4冊も買っているという事実に戦慄するとともに,氏のエッセイは何か読者を魅了する要素があるのも事実. なのでアメリカに在住していた時期をテーマにしたこちらの作品をチョイス.
あと,中島らもは一遍も読んだことがなかったので興味があった.
上記の作中では他の作品をおすすめされていた気がするが,何となくあらすじを読んでみて興味を惹かれたのでこちらを選んだ.
また最近,昭和の日本人作家の本を読むのにハマっているので,守備範囲を広げたかったというものある.
- 変身:フランツカフカ この作品は超有名だと思うのだけど,意外と手に取ったことがある人は少ないのではないだろうか.
何となく読み頃が来たかなと思い購入.
あとヘミングウェイは前に読んだことがあって,それなりに面白かったので手に取ってみた.
さて,購入した作品の紹介はこんなところで. 13冊もあるので最後の方は手を抜いたが容赦願いたい.
後はいつまでに完読できるかが問題.(他にも20冊くらい積読があるのでね)
購入エントリーって面白くない気がするけど,気が向いたら備忘録を兼ねてまた書こうと思う.