0と1の反復横跳び

デジタルな仕事とアナログな趣味の記録

ものづくりとは何か

新卒で大手JTCメーカに入社してから約3ヶ月が経過する. 導入研修を終え,部署配属されてOJTを受けている最中だ.

僕は(ソフト系ではない)エンジニアとして採用されて,設計開発業務を行っている. そんな僕がこの期間で感じたこと.

それは「これはものづくりなのか?」ということだ.

先輩や自分のやっている仕事を振り返ると

  • 仕様書作成

  • 工程管理

  • 検証

  • 訳のわからないレビュー

  • 報告

大体こんな業務がメインだ.

僕が所属している会社は所謂上流工程に当たるのだろう.

仕様書を作って外注先にぶん投げて,胡座をかく.

たまに気が向いたら外注いびりをして,デリバラブルが上がったら一応検証をやる.

確かに今の会社を辞めたいか?と問われれば,間違いなくNOだ.

他所と比べても待遇は素晴らしいし,僕が扱いたかった製品に携われている.

だとしても,これは工学で学士号を取った人間がやる仕事ではないと思う.

所詮,虚業でしかない. ChatGPTにやらせればいい.

こんなことは会社の連中には話せない.まして酒の場であったとしても.

最後に一つ.

「三現主義」 という言葉がある. 僕はこれを本田技研の製品について書かれた本で初めて知った.

  1. 現場に行く

  2. 現物,現状を知る

  3. 現実的であること

今の時代にはそぐわない感覚なのかもしれない. だがこの3つを忘れたらエンジニア失格だと思う.

日々,目まぐるしい変化を遂げている今だからこそ, 三現主義を忘れないように業務を遂行する.

それが自分ができる唯一のものづくりに対するリスペクトだと思う.