かれこれ6年くらい運用しているNAS(Synology DS215j)がそろそろ限界を迎えそうなので、新しいNASに更新した。
今まで運用していたNASは
CPU:MARVELL Armada 375 88F6720(800 MHz 2core)
RAM:DDR3 512 MB
というスペックで、まだ動作はしており、支障はないのだが、
(エクスプローラー、finder経由で)ファイルを閲覧するまでのタイムラグが長い
HDDの寿命が限界(st4000dm004-2cv104をRAID1で運用しているが、約4万時間動作しておりそろそろ限界)
管理用Webコンソールツールの動作が遅すぎる(WEBコンソールで設定を変えるのに延々待たされる)
という次第のため、リプレースと至った。
リプレースにあたって、現在使用中のSynology以外のメーカーも検討したが、結局同社jシリーズのDS223jを選定した。
理由としては
安い(HDD込みで5万円程度)
機能に不足がない(個人用クラウドディスクとして使えればそれでよい)
QuickConnectが使える(VPNなど複雑な設定なしで外出先からNASにアクセスが可能。設定変更からディスクアクセスまで。)
である。特にこの3番目の動機は非常に大きく、写真をその場でサクッと共有できる優れものなのである。
DS223jのスペックは下記の通り。
CPU:Realtek RTD1619B(1.7 GHz 4core)
RAM:DDR4 1 GB
家庭内で個人的に使用するなら不足なく運用できるだろう。
(ただし、Webやメールサーバーの機能を有効化し、同時運用する際には厳しいかも)
購入物は下記の通り。

今回のHDDは * WD40EZAX:WESTERN DIGITAL 4 TB
RAID1で運用。NASはCMRが良いらしい。また念のため外付けHDDを繋いでおき、Hyper Backupで定期的なログも残しておく。
内容物は下記。

- 説明書類
- LANケーブル
- ACアダプタ(いい加減、内臓にしてほしい)
- ネジ類
HDDの取り付けは、本体にブッ刺してネジ留めなので簡単。

起動してサクッと移行...
できない。
移行方法はいくつかあるが、筐体&HDD共に新品の場合は下記の方法がオススメ。
- (旧NASに)外付けHDDを接続しておき、Hyper Backupで全ファイル(保存データ)を引っ張る。
- 新NASの初期設定(アカウントなど)を済ませた後、上記外付けHDDを繋いでHyper Backupでファイルのみ復元。(NAS自体の構成を引っ張ることも可能。)
SynologyのWEBターミナル(管理用画面)にアクセスした様子は下記の通り、GUIで各種操作が可能。

とりあえず5年くらいはちゃんと運用出来たら嬉しいが、耐久性は如何ほどか。